作家・画家・作品

2012年4月24日 (火)

不屈!被爆を乗り越えて

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  平山郁夫展   於 富山県水墨美術館

4/22 お天気もそこそこで、母ちゃんと次女の3人で出かけました。
平山郁夫画伯は、文化勲章受賞の誰もが知る国民的画家。
数年前、長女と奈良旅行した折に薬師寺で、
画伯の描いた巨大壁画に感動、圧倒された覚えがあります。

その後、平山画伯の人となりを知ることになり、
深く畏敬の気持ちを寄せてきました。
母ちゃんは展覧会好き。 誘うと二つ返事でした。

展覧会というのは、結構歩かされるのですよね。
仕方がないので、杖の先を母ちゃんに支えて貰いました。
窮すれば通ず。 同行した次女は大笑いでした。

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     足腰弱いので、母ちゃんに引っ張って貰って移動。

芝居の『壺坂霊験記』(つぼさかれいげんき) みたいだな~
 
 
「お里や あいよ沢市ツァン」
「父ちゃんも母ちゃんも長生きするわ」 と次女。(笑)
妻は夫をいたわりつ~ 夫は妻に慕いつつ~♪  Photo
                                                         ベンベン♪

Osato
             『壺坂霊験記』

ちょっと古過ぎたかな~
もしご存知でしたら、きっと父ちゃんのお仲間世代。(笑)

                 ☆

                 ☆

 優しさと ぬくもりに満ちて・・・

※展示場内は撮影禁止でしたので、
Google画像サイトより転載させていただきました。

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 平山画伯が生涯憧れた、玄奘三蔵が越えて行ったヒマラヤの峰々
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             薬師寺・大唐西域壁画殿より

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                 平山郁夫画伯

数々の作品群は、観る者の心を清らかに優しくつつみます。
素晴らしい作品の中で、『平山郁夫』そのものが、
比類なき素晴らしい作品であることを知るのです。・・・

                   ☆

不屈! 被爆後遺症をのりこえて

平山郁夫は、広島原爆の被爆者です。
まだ多感な15才の少年時代です。
これが平和活動の彼の人生を決定付けています。

画業をこころざし、端緒についた青年時代、
被爆の後遺症を発症、一時は死を覚悟します。
生死を彷徨い、不屈の精神で再起して、
「生かされている自分」を悟ります。

以来、仏教をモチーフにした作品を描き続けるのです。
仏教と仏教を伝えた先人への感謝が生涯のテーマでした。
先人が辿ったシルクロードに憧れ続けます。
それが平山郁夫の画風を確立していくのです。

純粋で揺るぎない志こそが、道を開くのですね。
平山が玄奘三蔵を慕い、憧れた理由(わけ)でしょう。
どこかの国の政治家さんに聞かせたい。(笑)

被爆体験からの平和運動、文化財保護活動、教育活動・・・
画業にとどまらず、多くの偉業を成しおえて、
平山郁夫は、2009年12月、この世を去りました。
根底にあって支えていたのは、『いのちへの感謝』でしょう。
そのように想えてなりません。

                   ☆

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           水墨美術館からの帰途

眼福って言葉がありますね。
ほんと佳いものを見ると充実感があります。

改めて、偉大な人物の偉業と人生にふれて、
感激しきりでした。

「お父さんも負けていられませんネ」と母ちゃん。
オイオイ、偉人と一緒にするバカがいるかよ。(笑)

父ちゃんはさしあたり、ささやかな目標で頑張るネ

                   ☆

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2011年8月 2日 (火)

次郎たんが残したもの

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     歌人・河野裕子さん

現代歌を代表する歌人で、
夫・永田和宏さんとの相聞歌で知られる河野裕子さん。

最晩年、全身を癌に蝕(むしば)まれながら、
病床で夫にあてて詠んだ歌。

一日に何度も笑ふ
笑ひ声と笑ひ顔を 君に残すため

                歌集『葦舟』より

父ちゃん重篤な病で入院して、この歌を知って
胸が熱くなりました。
笑うということは、こんなにも想いがこもること。

笑うということは、生きる力を想わせるけど、
「優しさ」から生まれる、優しい笑いもあるんだね。

ひとを思いやる気持ち。
「優しさ」こそが、キラキラと輝く、ひとの世の宝物。

               ☆

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    次郎や、頑張るんだよ!

次郎たんが 残してくれたもの 

十数年、仲良く暮らしてきた次郎の足腰が弱くなって、
なんとか命を繋いでやろうと懸命になって、

ウンチを掻き出したり、オシッコを絞ったり・・・
そして、父ちゃんの目の前でコトリと息絶えて。

父ちゃんは号泣して、
その時から、父ちゃんは随分と優しくなったような・・・

ブログを通して、全国から、
慰め、励ましのメッセージをいただきました。

こんなにも、優しさに溢れているなんて!

不治の病で入院して、自分の運命を受け入れて、
そして沢山の人たちと巡り逢って、
共に笑ったり泣いたりして、「優しさ」を心掛けてきました。

河野裕子さんのように、「優しさ」から生まれる笑いを・・・

沢山の知遇を得ました。
生き甲斐のブログでも、励ましのメッセージを沢山頂きました。

老人になってから、友達のいなくなっていた父ちゃん。
今は、とても満ち足りています。

きっと、きっと、次郎たんが残してくれたものだね。

               ☆

患者さんたちでも、
落ち込んだり、苛立ったりするひとがいました。

自分の運命を受け入れる。
そこから始めなければ、何も開けないのにね。

「優しさ」だって、そこから始まるのです。

               ☆

つつしむべし(笑) 

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        深夜の病院前バス停ベンチ

同室の患者以外、知己を深める場所が在りました。
サロンであったり、喫茶コーナーであったり・・・

眠れない患者たちが、夜更けになって集う場所。
病院前のバス停ベンチ。 父ちゃんも常連でした。

みんな、白血病や癌などの重篤な患者たちでした。
いろんな病棟から寄って来ました。
みんなニコニコ笑って、癒されました。

帰途につく看護師さんたちが、手を振ってくれました。
父ちゃんたちも、精一杯に手を振り返しました。

そう言えば、女性に手を振るようになったな~と言うと、

あのね、ここは病院だからいいの。
退院して、近所の奥さんや娘さんに手を振ってあるいたら、

あそこの父ちゃん、脳の病気だと聞いてたけど、
ホンモノの脳の病気だったのね、と思われるよ。(笑)
つつしむべし。

一事が万事、こんな会話でした。 よく笑いました。

誰かが、検査の結果が悪かったと言うと、
みんなして心配し、励まし合いました。

なんと、「優しさ」に満ちた時間であったことか!

               ☆

父ちゃん、いろんな場所で、
沢山の患者さんたちと交流しました。

一人一人のお顔が浮かんできます。
河野裕子さんの歌のように、優しい笑い顔が。

どうか、どうか、一日も早い回復を祈っていますよ。

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      同室の仲間。 手前が元消防隊長

               ☆

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2011年5月 9日 (月)

『おひさま』で蘇る青春

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       『おひさま』のシーンより    (NHK提供)


朝ドラの『おひさま』、良いですね~
 

主役の井上真央さんも他の俳優たちも
溌剌として、可愛くて、引き込まれてしまいます。

ドラマのコンセプトでしょうか、笑顔が絶えません。

こんな悲痛な時代だからこそ、
純真で、笑顔の絶えないドラマは心に届きますね。

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若尾文子さん、物語を語り進める老女の役所ですが、
いったい何才の役所なのでしょうね。
本当に、年令を感じさせない不思議な人です。(おばけ?)

老女(主人公の完成形)の回想という設定が、
物語に奥行きを感じさせています。

観ている者も回想に共感して、
つい自分の青春時代と重ねてしまうわけですね。

ロマンチックで、いろんな憧れがあって、
あのころは、私も輝いていたな~ なんて。

時には老いていくことに一休みして、
若かりし日々を偲ぶのも、良いことなのかもしれませんネ。

                ☆

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             信州の白樺林


『おひさま』の舞台は、信州・安曇野ですが ・・・

実は父ちゃんにも、
安曇野での、高校生のころの思い出があります。
もう50年近く昔のことですが・・・(古いな~!)

ちょっと、お付き合いしていただければ嬉しいです。

そのころ、いっぱしの文学少年を気取っていまして、
学校の勉強などそっちのけで、小説ばかり読んでいました。
(おかげで成績は450人中、425番)

高校2年のころ、堀辰雄という作家に嵌(はま)りました。

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       作家・堀辰雄

信州・富士見高原のサナトリウム(結核療養所)を舞台に、
愛と死を見つめ続けた芥川賞作家です。
代表作は、よく知られている『風立ちぬ』でしょう。

そのころの結核は、死に直結した病でした。
死が確実に迫っているからこそ、
愛の尊さ、自然の美しさが解ることを描いたのですね。

『風立ちぬ』の中に、

普通の人々がもう行き止まりだと信じているところから始まっているような、
特殊な人間性をおのずから帯びてくるものだ・・・
という一節があって、

高校生ながら、そんな緊迫した情況での、
愛の深さと美しさの描写に共感したのでしょうね。

信州の高原の風景も美しく描かれていて、
堀辰雄が呼吸した場所に、無性に憧れてしまったのです。

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            信州・蓼科高原

最初は良い顔をしなかった母親にねだって、
安曇野の知人宅を頼りに、初めての一人旅を敢行しました。
高校2年の夏休みのことでした。

あの時の安曇野の穏やかな風景は忘れられません。

文庫本『風立ちぬ』を片手に、舞台となった富士見高原に立ち、
小説に出てくるヴァレリーの詩の一節、
「風立ちぬ、いざ生きめやも」 を呟いて、
なんだか、主人公になったような気分でした。

懐かしいな~
「流離(さすら)う」という言葉が好きだったのもその頃です。(笑)

ずいぶん老けこんでしまった父ちゃんにも、
そんな青春のころがありました。

ドラマ『おひさま』に感化されまして、
つい大昔の話をしてしまいました。 お許しを。


おそまつさまでした   
 

                 ☆

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2011年5月 1日 (日)

『純愛』に泣けるかな~?

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                      『世界の中心で、愛をさけぶ』より

純愛ものの小説・ドラマの定番といえば、 
先ず、伊藤左千夫作の『野菊の墓』でしょうか。

最近では、『世界の中心で、愛をさけぶ』とか、
一大ブームとなった『冬のソナタ』を挙げることが出来ます。

いずれも、社会現象と呼ばれるほどに人気を博しました。
『純愛』が如何に人の心を捉えるか、ですね。

中でもロングセラーは、『野菊の墓』に尽きます。

『野菊の墓』は、1906年に雑誌に発表されて以来、
実に100年以上も読まれ続けています。

ドラマ、映画、舞台で上演された数は知れず、
それだけ日本人の心に響くということなのでしょうね。

父ちゃんも若い頃、小説を読んでホロっと泣いたものです。

友人の前では、照れ隠しに、
「民さん、あなたは野グソのような人だね」
などとふざけながら、その実、泣いていたわけです。

純真で、ひたむきな愛。 そして、愛する人の死 ・・・
いつの世も、泣けるテーマですね。

以前、ブログの記事でも紹介しましたが、
読書人で知られる俳優の児玉清さんは、
『野菊の墓』を100回近くも読んでいるのだそうですよ。

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     俳優 児玉清さん

児玉清さんは語っています。 

何度読んでも、読む度に泣ける。
『野菊の墓』が、普遍的な青春の物語だからでしょう。

私にすれば、泣ける感性がまだ残っているかどうかの
リトマス試験紙のようなものです。・・・

何故かしら、青春ものの小説が読みたくなって、
フッと児玉清さんの言葉を思いだしました。

スゴイよな~ 父ちゃんも負けていられない、と
大読書人に無謀な対抗意識を持ってしまいました。(呆)

そこで、近くの図書館で『野菊の墓』を借りてきたのです。
さあて、泣けるかな~

                 ☆

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  一大ブームになった『冬のソナタ』より

2000年以降、
『せかちゅう』や『冬のソナタ』などの大ヒットもあって、
小説世界では、純愛ものがブームなのだそうです。

少々、純愛ブームなるものを探ってみましょう。


『純愛もの』のストーリーは、
 

すぐに心変わりしたり、忘却されるような愛ではなく、
障害を乗り越えて、一途に思い続ける感情が強調されます。

まあ、邪心の無い、ひたむきな愛ということでしょうか。

打算と妥協が渦巻く現代社会では、
たとえ物語の恋愛でも、『純愛』が求められているのかも。

だいたい主人公は、
まだ生活感が希薄な10代から20代前半。
まあ、『純愛』は青春時代の特権ということのようです。

中高年だって、恋愛するでしょうに、
あんまり中高年の『純愛もの』というのは聞きません。
もっとリアルに描かれますよね。

年令を経てきますと、つい年収は?とか、
もっと年令を経てきますと、年金は?とか色々考えますので、
生活感の無い恋愛というのは、説得力に欠けるのでしょう。


それと、『純愛もの』の大きな特徴は、
 

主人公のいずれかが死ぬ、『悲恋』だということでしょうか。

死ぬことで、愛が永遠のものになるのです。
病気のままでいれば、
現実的な闘病記になるところを断つわけです。

愛と死 ・・・ 『ロミオとジュリエット』以来の、
物語の永遠のテーマですよね。

                 ☆

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       野菊の如き君なりき


『純愛もの』の
小説やドラマがブームですが、
実際の恋愛で、『純愛』が流行っている訳ではありません。

「私たち、純愛なの」 というカップルは滅多に居ません。
居たら、蹴飛ばしたくなるでしょう。

一途で、邪心が無く、ひたむきな恋なんてシンドイよね。

それに、どちらかが死ぬのが『純愛』のパターンですから、
「あなたの方が、ちょっと死んでよ」 なんて言い辛いです。

若くして亡くなられた方の中には、
小説やドラマも敵わない、愛のドラマだってあるでしょう。

でも、大方の読者は、
物語の中だけで“哀しみ”を知るのですね。

純な“哀しみ”を知る感性は、年令と共に増してくるようです。

世の中の裏表を見てきて、そこそこ泥を被ってきたりして、
純なもの、清らかなものの尊さが
よく理解できるようになってくるのですね。

『冬のソナタ』が、中高年の女性にブームになったのは、
まさにその理由のようです。

初恋などの青春物語の良さが本当に分かるのは、
年老いてからだと言われる所以です。

せいぜい、清らかな物語で心を洗いたいものです。

                 ☆

さて、図書館で借りてきた『野菊の墓』に泣けるかな~
児玉清さんに挑戦してみます。

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      PHP文庫

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2011年4月 5日 (火)

失って、分かる

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   作家・エッセイスト 青木奈緒さん


文筆の幸田家四代
 

街中へ車を走らせながら、
聞くともなしに聞いていたカーラジオのトーク番組。

ゲストは、作家でエッセイストの青木奈緒さんとか・・・
残念だけど、知らない名だな~

どうやら、文豪・幸田露伴とその娘の幸田文に連なる、
幸田家四代目のお人らしい。

三代目で、奈緒さんの母・青木玉さんも、
随筆家として知られているのだとか・・・
またまた残念だけど、この人の名も知りませんでした。

四代揃って作家、随筆家、エッセイスト。
『幸田家四代』として、文壇では知る人ぞ知る存在のようです。

へェ~ スゴイ家もあるもんですね。

政治家一家、例えば小泉進次郎議員の家とか、
医者とか教師とか、四代続いてるって話は耳にするけど、

特別な感性・才能が要求される文筆の世界で、
四代も続いて第一線で活躍するなんて、
なにか、才能を伝承する奥義があるのでしょうかね~

我が家の場合は「能天気四代」で、
別に奥義の伝承は無いよな~ (笑)

な~んて思いながら、
青木奈緒さんのお話を聞いておりました。


「失って、分かるのです・・」
 

青木奈緒さんは、今は亡き父親との思い出を語り、

自分が今日あるのは、父のおかげです。
父の生前中は、
娘として当然のように思って受けていた父の支えが、
自分にはどんなに大切で、どんなに大きな存在だったか・・・

奈緒さんは声を詰まらせながら、
「人は、失って分かるのですね」


失って、分かる・・・
 
父ちゃん、グッときました。

さすがにエッセイスト、
人生の核心を突く、良い言葉だな~ (深く感心)

青木奈緒さんの祖母、著名な作家・幸田文さんは、
地震などで崩れ去った全国の崩壊地を巡り、
失われていった土地への惜別の想いを綴っているのだとか。

奈緒さんも祖母の想いを受け継ぎ、
祖母の跡を辿って、崩壊地を巡ったのだそうです。

※ エッセイ集『動くとき、動くもの』(講談社文庫)に、
  その時の想いが綴られています。

父親の大きな存在、美しい日本の風土が
失われて、初めて分かる・・・
青木奈緒さんの想いが繋がっていくのです。

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青木奈緒さんの祖母、作家・幸田文さん
「一生きょろきょろしていたい」 は有名ですね。

                ☆

失って、分かる・・・

ラジオの番組が終わっても、この言葉は胸に残りました。
(父ちゃん、この種のコピーに弱いのです)

いまの日本を、
何よりも適格に表す言葉かもしれませんね。

東日本大震災で甚大な犠牲を強いられ、
私たち日本国民は、実に多くのものを失いました。

そして、分かりましたね。

穏やかな生活の大切さ、人の絆(きずな)の大切さ、
支え合う心の大切さ、他の為に働く使命感の崇高さ、
先人たちの知恵の大切さ、・・・

分かったことが多すぎて、一々思い付かないほどです。

必ずや、
これからの国造りの大きな力になることでしょうね。

                ☆

父ちゃんも最近、愛犬の次郎たんを失って、
次郎たんの存在の大切さが分かったよな~

人間、生きていれば、 
生まれて来るものもあれば、失うものも出てきます。

失って分かる、って誰でも経験しますよね。
そのときの想いを、いつまでも大事にしなきゃね。

例えば、空気のように自然に暮らしてる伴侶を失って、
初めて、自分にとってどんなに大きな存在だっかを知った、
なんて話をよく聞きます。

失ってみないと分からないのです。

事前には、なかなか分からない。
「あんた、ちょっとの間 失ってみてよ」 なんて言えません。(笑)

まあ、これもまた人生なのでしょう。

                ☆

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二年前、次郎たんも父ちゃんも今より若かった頃。
(当たり前だけど) 

懐かしいな~ (しみじみ)

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2011年2月10日 (木)

詩集『くじけないで』にウルウル

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                         詩集 『くじけないで』


異色の詩人、柴田トヨさん(99才)
 

3000部も売れれば上出来とされる詩集の出版で、
なんと100万部を超える大ベストセラーになっているのが、
柴田トヨさんの詩集『くじけないで』です。

様々なメディアで紹介されていますので、
ご存知の方も沢山いらっしゃることでしょう。
また、実際にお手に取られた方もいらっしゃるのでは?

柴田トヨさん、異色の詩人と言ってもいいのでしょうね。

老いた柴田さんに詩作を勧めたのは、息子さんだそうです。
柴田さんは、飾らない素直な言葉で
決して平坦ではなかった自分の人生を綴り始めます。

高齢者とは思えない、瑞々しい言葉です。

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新聞の文芸欄に投稿を続けていくうちに、
掲載された柴田さんの詩が、出版編集者の目に留ります。

幾度の困難をも乗り越えてきた強さ、
そして健気(けなげ)さ、優しさ、凛々しさ・・・

そんな柴田さんの人生の詩に、
出版編集者(女性)は、自分の半生をダブらせて感動するのです。
(その女性編集者のことは、NHKでも紹介されました)

後になって、
詩集『くじけないで』の出版で成功を収めたその女性編集者は、

私にも柴田さんのように、幾度も幾度も苦労があった、
だからこそ共感して、柴田さんの詩を発掘することが出来た、
人生の苦労は決して無駄にはならない、と語っています。

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 柴田さんと編集者・五十嵐麻子さん (NHKサイト)

                  ☆

詩集『くじけないで』の、ほんのサワリをご紹介しましょう。

568_2  柴田トヨ 詩・朗読 『くじけないで』

                      ☆

詩『先生に』に、今は亡き母を偲びました。

上の動画にも収められている『先生に』は、
高齢の柴田さんを幼児のように扱う医師に対して、
私はもっとしっかりしてますよ、と情けなく想う心情の詩です。

93才で亡くなった私の母も、全く同じでした。
私にしょっちゅう「情けない」とこぼしていました。

医師にすれば、ボケの確認のようなものなのでしょうが、
幼児のように扱われた方は、
なんだか馬鹿にされたように思うのでしょうね。(笑)

人は老いても、心まで老いるとは限りません。
ましてや詩作をしようなんて人は、知的プライドが高い筈です。

                  ☆ 

私の母も晩年まで、よく文学書なんかを読んでいたものでした。

柴田さん同様に、平坦ではない人生を歩んできた人です。
戦後の混乱期に夫(私の父)を亡くし、
女手ひとつで、必死になって私たちを育ててくれました。

後年になって、時間的なゆとりが出来てから、
知的向上心の芽生えか、文学サークルに入ったりしていました。

本当に、柴田さんと私の母はダブって見えるのです。
きっと、戦後を健気に生きて来た人は、
皆さん誰もが共感なさるのでしょうね。

柴田さんの『先生に』の朗読を聞きながら、
晩年の母が病床で「情けない」とこぼす姿を思い出し、
なんだか、ウルウルとなったのであります。

柴田トヨさん、どうぞお変わりなくお元気でいて下さい。
そして、素敵な詩をいっぱい作ってくださいね。

                  ☆

                  ☆

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   次郎たん、なんか言いたそうだね。  別に。
    
   どうも、今夜はご機嫌が良くないみたいです。

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2010年12月23日 (木)

抱腹絶倒、犬のエッセイ

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    作家・佐藤愛子さんと、エッセイ集『犬たちへの詫び状』


久し振りに、本を読んで笑いました。

犬好きで知られる作家・佐藤愛子さんは、
犬に対して、「犬はこうあらねばならない」 と言う理想が有るのです。

犬は犬らしくあれ!

彼女の言う 「犬らしい」 とは勇敢、敏捷(びんしょう)、怜悧(利口)で、
かつ人間に甘えず、誇りと恭順さをもった人間の家来であること。

そんな理想にもかかわらず、
彼女の元にやってくる犬は、全てダメ犬。
(どうやら、ダメ犬になるのは彼女にも原因があるようですが・・・)

理想と現実の葛藤(ドタバタ劇)が軽妙に描かれ、
傑作なコントを見てるようで、
久し振りに父ちゃん、本を読んで笑いました。

犬好きにとっては、「笑いの必殺書」なのです。

                   ☆

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愛すべきダメ犬たち 

佐藤愛子さんは、
どの犬にも凛(りん)としたところが無い、と嘆きます。

一日いっぱいグウグウ、鼾(いびき)をかいて寝てばかりいて、
強盗に入られたときには、ソソクサと犬小屋に逃げ込んだブルドッグ。

隙をみては家から抜け出して、子供のいる家を順々に廻り、
お菓子を貰うのを日課にしていた雑種の赤犬。

いなくなって探していたら
ヤキトリ屋の屋台を引っぱっていた土佐犬もいたそうです。(笑)

そんな愛すべきダメ犬たちが、ワンサカ登場します。

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            なんか、耳が痛いな~

                   ☆

佐藤愛子さんは、自分の思い通りにならない犬たちを、
時にはスリッパを振り上げて 「コラーッ」 と追いかけまわし、
時には 「恥を知りなさい!」 と叱咤します。

ところが犬たちは、どこ吹く風。
(犬にしたって、凛としろ!と言われてもネ)

最近飼ってる雑種のメス犬などは、
叱咤されると低頭して、目をショボつかせて叩かれる用意をする。
「何よッ、その格好は!恥じなさいッ!」
「お前はマゾかッ!」

叱咤されたメス犬は、大切な座布団の上にオシッコを漏らします。
全くもう、何という犬だろう、と佐藤さんは嘆くのです。(笑)

                   ☆

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犬の尊厳を大事にしたい 

飼い主の愛情と教育が行き届いてないから、妙な犬になる。
妙な犬が来るのではない、あなたによってみんな妙な犬になる、と、
佐藤愛子さんは知人に言われます。

犬は飼い主の鏡ですよ!
しつけの出来ない人は犬を飼うべきじゃない、とまで言われます。

そう言われて、佐藤さんはいきり立つのです。 

自分の子供を育てるのさえも、
叱らないからああなった、叱り過ぎてこうなった、と悩ましいのに、
犬にまで手が廻るかというんだ。

それじゃあ、妙な大人に育った者の親は、
自分の子供を育てる資格が無かった、とでも言うのか!

妙な大人と妙な犬には、それなりの付き合い方があるんだ!

他人の親子関係をとやかく言うな、ということです。
他人の犬との関係をとやかく言うな、ということです。

この辺り、さすがに “怒りの愛子” らしく迫力がありますよ。

佐藤さんは息巻きながら、
今日もスリッパ片手に、ダメ犬を追いかけるわけです。(笑)

                   ☆
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完熟の域に達した作家の文章は洒脱、ユーモアたっぷり。
大笑いしながら、一気に読みました。
時折、我が家の飼い犬(次郎たん)のことを振り返ったりして。(笑)

読みながら、
犬の尊厳を大事にしたいという、犬たちへの深い愛情を感じます。

佐藤さんは、犬たちを真からダメ犬と思っているわけではないのです。
その気持ちが、本のタイトルになっているのですね。

癒されて、とっても心地良いですよ。
愛犬家のみなさん、機会があったら是非ご一読を。
(ちなみに父ちゃんは、図書館で借りました)

                   ☆

本の概要を、紹介しておきましょう。    

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    文春文庫 (450円)
   犬たちへの詫び状

《 詳細 》 

1 犬は犬らしく生きよ (“らしさ”の習性、タロの過去、ポチ ほか)
2 犬の事件簿 (姑根性、犬たちの春、タマなしタロー ほか)
3 動物たちへの詫び状 (熱涙、権べェ騒動、アホと熊の話 ほか

筋の通らないことは大嫌い。
「怒りの愛子」のあだ名で知られる著者は、大の犬好き、動物好き。

しかし、そのあだ名の通り、飼い犬の態度によっては、
スリッパ片手に追いかけて、怒る怒る!

本書は、愛犬家が読んだらハラハラしたり、
佐藤家の犬たちに同情さえ感じるに違いないほど手厳しいのです。

ただし厳しいだけではなく、自身が束縛されるのが嫌いなゆえに、
犬を鎖で縛るのがつらい、と庭に放し飼い。

去勢手術をしたあと、大の字にならなくなったタロへの同情などには
ホロリとさせられる。

著者独自の犬の飼い方・愛し方を、ユーモラスに綴ったエッセイ集。

                            (紀伊国屋サイトより)

                   ☆

                   ☆ 

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    ぼくは、ダメ犬じゃないよね?  勿論! 宝物だよ。

                            dog じゃあ、またね

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2010年11月28日 (日)

晩秋に歌う、愛の短歌

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 たとへば君  ガサッと落葉すくふやうに
 私をさらって  行ってはくれぬか

現代短歌を代表する歌人・河野裕子さんの代表作です。

河野さんは乳がんを患い、今年の8月に亡くなりました。
夫は歌人としても著名な、生物学者の永田和宏さんです。

河野さんは死の直前まで
短歌を通して、夫と心の内を伝え合ってきました。
夫婦の深い絆の歌は、多くの人たちの共感を呼んでいるのです。

                    ☆

「たとへば君 ・・・・」 の歌は、
癌(がん)末期の自分を晩秋の落葉に例え、
ひと思いにさらって、何処かへ連れて行って欲しい ・・・

そんな切々とした想いを歌っているように思います。
「私をさらって」に、夫への深い愛情を感じてなりません。

癌(がん)という命の極限にまだ追い詰められていた心情を想うとき、
愛する夫に投げかけた言葉として、心が揺さ振られます。

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    歌人 河野裕子さん

11/28のNHK『おはよう日本』で、河野さん夫妻が紹介されました。

短歌など、日ごろ無縁な父ちゃんですが、
「たとえば君・・・・」 の歌にはマイリマシタ。 心に浸みました。

寂寥感漂う晩秋、歌う『愛の歌』
これほど心に響いた歌は、かって有りませんでした。

いま一度。

たとへば君  ガサッと落葉すくふやうに
私をさらって  行ってはくれぬか

                    ☆

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短歌で紡(つむ)ぐ夫婦の絆 ・・・ 素敵ですね~ 

互いを思いやる言葉の表現が多岐で豊かで、
さぞ、夫婦愛も色褪せることは無いのでしょうね。
でも、言葉を紡ぐにはそれなりのご苦労が有るのかも・・・

歌人同志の河野さん夫妻は、特別な感性と才能が有るわけで、
ごく普通の夫婦(我が夫婦も)は、年老いてきますと、
互いに掛け合う言葉数が、だんだん少なくなってくるようです。

「なに食べる?」「お風呂入る?」「今日はゴミの日よ」「寝る?」
我が家の場合は、まあ、こんなところがメインでしょうか。

どちらかがソファーに寝そべって 「Puー」 とやっても、
別段なんの感慨も無く、せいぜい 「生きてるな」 と思うぐらいかな~

でも、この淡々とした平凡さも良いのですよ。
肩がこりませんしね。
多くを語らずとも、ちゃんと心が通じているのです。 (と、信じます)

凡人は凡人らしく、心で歌っているのです。

それに、今更短歌を詠もうと思っても、
晩秋、落葉ときて、焚火、焼き芋ぐらいしか連想できませんしね。(笑)

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  焚火の焼き芋。  ウマソ~!

                     ☆

                     ☆

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深夜の次郎たん  

我が家のすぐ傍にコンビニがありまして、(歩いて1分)
すぐ近くにあるのも良し悪しでして、
深夜お酒が切れていると、ツイちょいと出かけてしまいます。

そんなときは、たいがい次郎たんがお伴してくれます。
チッコ散歩を兼ねてですが、迷惑~ゥと思っているかもね。

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           父ちゃんとはクサレ縁だからな~

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         深夜は冷えるよね。

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2010年10月 3日 (日)

99才の挿絵画家

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朝日新聞連載の、乙川優三郎 『麗しき果実』より


挿絵の大御所、中一弥さんは99才(白寿) 

戦前戦後を通して、
中一弥さんの挿絵は、時代小説ファンにとっては「愛してやまぬ存在」でしょう。

直木三十五、海音寺潮五郎、池波正太郎など錚々たる作家から、
最近の乙川優三郎、逢坂剛(中さんの三男)に至るまで、
中一弥さんの挿絵は、実に多くの作品に登場しています。

99才、今なお現役で第一線で活躍中なのです。(見習わなくっちゃ!)

乙川優三郎が文を添えた画集
『亦々一楽帖』(またまたいちらくじょう)が最近出版されて話題になっています。

時代小説ファンならずとも、
中一弥さんの絵を、一度はお目にされたことが有ると思うのですが・・・

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名前は知らなくても、「この画風、見たこと有る」って方も多いのでは?

                     ☆

昨年(2009年)に、
朝日新聞に連載されて好評を博した、乙川優三郎 『麗しき果実』 の挿絵は、
中一弥さん98才の時の作品でした。

恐るべき「ご老人」ですね。

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  99才にして、第一線で活躍の中一弥さん


挿絵の巨匠が認めた、坂井泉水さんの“麗しさ”

中一弥さんは挿絵を描くにあたって、
作中人物のイメージ作りのために、スケッチや写真を活用するのだとか。
和服の似合う女性が、この頃少なくなったことが悩みのようです。(確かに)

朝日新聞連載 『麗しき果実』 の主人公・理野(りの)のイメージ作りのために、
中さんは、ZARD・坂井泉水さんの写真を繰り返し見たそうです。

理野を描く時は、いつも泉水さんのことが頭にある。
写真を見て、憂いを含む顔に心引かれまして・・・ と述べています。
(朝日新聞サイトより)

乙川優三郎の小説に登場する女主人公は、
シガラミを負いながらも凛として生きる、そんな健気な女性が多いですね。
そして、いつも何処か憂いを含んで・・・

『麗しき果実』の理野もまた、そのような女性です。

中一弥さんは、坂井泉水さんの中に、
凛とした日本女性の美しさ(麗しさ)を認めたのでしょう。

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中画伯に見染められて、天国でニコニコなさっているでしょうね。

                   ☆

さすがに画家の眼は鋭いですね~
99才にして、人物を見る眼は決して衰えていません。

乙川作品で描かれる女主人公たちの、
(例え身は汚れても) 凛として、優しく強く、清潔な色香のイメージは、
確かに、坂井泉水さんのイメージとダブります。

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                                   負けないで~♪

挿絵からは、確かに坂井泉水さんのイメージが彷彿とします。

それにしても、どんな経路で「坂井泉水さん」にアンテナが届いたのでしょう。
やはり、恐るべき「ご老人」です。

99才まで生きた、ってことだけでも凄いのに、
この知的エネルギーは並大抵のものじゃありません。
大分くたびれた私ですが、頑張らなくっちゃ、と思いました。

坂井泉水さんも歌ってましたよね。

負けないで もうすこし 最後まで走りぬけて~notes

                   ☆

ご参考までに 

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     集英社新書

詳細

1929年、直木三十五『本朝野士縁起』でデビュー以来、
『銭形平次捕物控』『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』など、
数々の時代小説の名作に挿絵を描きつづけてきた現役最長老の絵師。

吉川英治、野村胡堂、山本周五郎、山手樹一郎、山田風太郎、村上元三、
海音寺潮五郎、司馬遼太郎、池波正太郎、有吉佐和子、藤沢周平・・・

大輪の作家たちの傍らで、一筋に己の道を貫いてきた奇跡の人生を辿りながら、
日本の時代小説のもう一つの歴史を浮き彫りにする。

                   ☆

                   ☆

ナンダカナ~  父ちゃん・・・ 

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父ちゃんは、この頃若いタレントさんにも関心持ってます。
蒼井優さんとか、真木よう子さんとか、水樹奈々ちゃんとか・・・
こっそり、WIKIで調べたりしています。
中一弥さんに刺激されたみたいです。(笑)

ナンダカナ~  無理しないでね。

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  大変恐縮ですが、しばらくお休みとさせて頂きます。
  

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2010年7月27日 (火)

浅田次郎 『終わらざる夏』

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浅田次郎の新刊 『終わらざる夏』(集英社)が話題になっています。

終戦、玉音放送の3日後に、千島列島の北端の島で実際に起きた
日本軍と旧ソ連軍の戦闘に題材をとって、
戦争に巻きこまれ、翻弄された人々の姿を描いた大作です。

                  ☆

浅田次郎は言います。

日本人は戦後ずっと戦争を誠実に見つめ直してきた。
それは素晴らしいことだが、戦後65年もたつと、
どうしても戦争のイメージが画一化される。

僕はそれ自体、風化だと思う。

例えば、広島の原爆ではその年のうちに14万人が死に、
東京大空襲の死者は10万人にも上る。
そんなデーターを知ることは難しくはない。

でも、その数字それぞれに生活があったということまでは、
なかなか思いが至らない。

この一人一人の思いを知ることが、戦争を理解することになる。……

                  ☆

戦争を 風化はさせない! 

『終わらざる夏』には、
「戦争を風化はさせない」という浅田次郎の、
作家としての強い覚悟、決意が込められています。

登場人物たちは、我々と変わらぬごく普通の人たちです。
愛する人もいれば、将来の夢や希望も有ります。

その思いが絶たれていく様は、
読む者に、戦争の悲劇を我がことのように感じさせ、
強くこころを揺さぶります。     (以上、読売新聞記事より)

                  ☆

『終わらざる夏』の舞台は、占守(しゅむしゅ)島の戦い。

旧ソ連軍の、北海道侵攻を阻止した戦いです。

終戦にもかかわらず、
北方の島でそのような戦いがあったことは知っていました。

けれども島の名前や位置、戦いの内容などは今回初めて知りました。
そして法的根拠の無い、旧ソ連軍の一方的な侵攻行為であったことも。

この史実が一般に明らかにされたのは、近年になってのことです。
あらためて戦争の非情さ、理不尽さを感じます。

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占守(しゅむしゅ)島の戦いとは
 

日本は戦前、樺太・千島列島を領有していました。
日本の敗戦処理で、樺太までは旧ソ連に属することが決められていました。

ところが、終戦したにもかかわらず、
突然、旧ソ連軍は侵攻を開始したのです。

目的は、アメリカによって拒否された北海道の領有でした。
短期間で北海道へ侵攻し、既成事実を作ろうとしたのです。

                  ☆

千島列島の最北端にある占守島の防衛隊は1945年8月15日、
敗戦を知って気落ちはしたでしょうが、
これで郷里に帰り家族にも会えると、喜びも感じていたことでしょう。

その3日後の8月18日、突然旧ソ連軍が侵攻してきたのです。
守備隊は終戦を守り無条件降伏するか、戦うかの選択を迫られました。

旧ソ連軍の目的は明らかでした。

守備隊は国土を守るために、毅然として戦う道を選びます。、
武装解除を開始していたため、多くの死者を出しながら大奮戦しました。
旧ソ連側は3000人以上の死者を出し完全に足止めされました。

旧ソ連軍にとっては、極東での最大の死傷者数でした。
それほど日本軍の抵抗は、激烈だったということでしょう。

守備隊は8月23日に、軍上層部から武装解除の命を受けます。
敗戦国として戦争終結のための、やむを得ぬ決断でした。
その時守備隊の兵士たちは、泣いて悔しがったと伝わっています。

捕虜となった守備隊は、その後シベリアへ送られます。
極寒の地で強制労働を強いられ、多くの人々が命を落としました。

しかしこの占守島で時間を費やし、苦戦を強いられた旧ソ連軍は
北海道へ到達できず、
北海道北部は、旧ソ連軍の蹂躙から守られたのです。

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何んという理不尽さ、何んという虚しさ!!
 

占守島の戦いでは、多くの民間人も犠牲になりました。
何んという理不尽さでしょう。

終戦で誰もが安堵し、
愛する家族にも会える喜びで溢れていたことでしょう。
胸が詰まりそうです。

兵士たちの何のための死、何のためシベリヤ抑留?
虚しいですね。……

戦後、私たちがのうのうと生きられるるのは
こうした方々の犠牲の賜物だということを、改めて教えられました。

浅田次郎がいうように、

戦争は、決して風化させてはいけないのです。

                  ☆ 

モコちゃん、久し振りに遊びに来たけれど…     

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                                 なんだかナ~

親戚のモコちゃんが、久し振りに遊びにきたけれど、
両者、距離を保ったままで、カラミ無し。

前は、もうちょっと親しげだったんだけど…
ウーン、人の世も難しいけど、犬の世も難しいな~

さしあたり、もう一度メール交換からでも、と助言しました。

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